
本日のテーマは『部下がアドバイスを聞きません』についてです。「私には部下がいるのですが、結構細かなミスが多くて困っています。そこでその部下にぴったりのビジネス書をわざわざ買ってプレゼントしたのですが、仕事ぶりが改善しないどころか、ほとんど読んでいないことが分かりました。どうすれば素直に読んでくれるでしょうか」ということです。

なるほどね。多くの上司が悩みそうなテーマですね。どうしたらいいでしょう美穂さん?

その本を読ませるのが目的だったら命令する。

「読みなさい!」って?(笑)

権力を使うっていうこと?(笑)

とにかくまず読んでくれたら分かるから読んで欲しいっていうんだったら、「来週の何時までに読んでください。そして感想を私に述べなさい」と。そう命令します。

なるほど、いいね。

やるよ

(笑)

明日香ならどうする?部下とかいて。

私はまずフランクな関係を築きますね。そしてある程度言いやすい感じにして、「そういえばあれ読んだ?」みたいな。で、「読んでないね」ってなったら、「早く読みなよ~」みたいに言うかもしれない。

あ~優しくね。

うんうん
必要性を感じさせるようにすればいいんだよね。


これそもそもさ、なんで読まないかって話ですよ。信用が無いのか、普通上司の話だったら聞くじゃないですか。根本として必要性感じていないっていうことでしょ。

あ~はいはい。

部下側がね?

そう、その上司サイドからしたら、細かいミスばっかりするから、解決策として、これがって思っているけど、向こうからしたら必要性感じていないんだよね。じゃあ、必要性を感じさせるようにすればいいんだよね。

うんうん

僕だったら、「これからの仕事はフォローしないから解決策この本に載っているから。自分で仕事してて分かんないことあればこれで調べて」でおしまい。

うんうん

要は、何かあったらいつも聞いてくるわけだけど、その本に全部書いてあるんだったら、本だけ渡して、もうフォローしないからって突き放しちゃう感じだね。そうすると、分からなかった聞けないから探すしかないよね。

うんうん

なるほど

だから、ミスした時にあの上司の人に聞こう、フォローしてくれるとかあるかもしれないけど、それも出来ない状況になったら、必死にどこかのページに答えがあるか探すっていう環境を作ってあげる。これって上司にもよくて、部下に悩まなくていいから自分の仕事が出来るんでだよね。

なるほど!

だからそういう風にしてあげる。必要性が無いのであれば、必要性を作ってあげる。

確かにドライなように思えるけど、部下のためとういか。

そうそう、自分で考えるようになるよね。それによって、何かあったらすぐ上司に聞いていたけど、本の中から探して、「ここの言っていることはどういうことなんだろう。でも上司は自分のこと信じてこれ渡してくれたわけだし、この中に答えがあるって言っているわけだから、きっと何かあるんだ」って考えるよね。

そこを考えさせる、必要性を感じさせることが大事。

なるほど。っていうことは、美穂さんが言っていたみたいに、期限を決めて読んでくださいって言っても、必要性を感じないと読むだけ読んでもパッパラパーっていう感じ?

パッパラパー(笑)

「何も入ってねえじゃねえか」っていう(笑)
上司にとっても心の気苦労が減るですよ。


例えば、読書感想文書いてくださいって学生時代あったと思うんだけどさ、あれって先生に読んだ感出すでしょ?

出す!最初と最後だけ読む(笑)

「それっぽいの読んだよ」っていう感想文出すでしょ?それって先生側も、成績あげる目的じゃないから、別にそんな追求しないけど、その子を成長させたいっていう意味では、上っ面なことだけ読まれても意味が無いじゃないですか。

そうですね。

っていうことは、「読んでいついつまでに感想言ってください」って言っても、読んだっぽく「あれのあそこの部分すごい良かったし、ためになりました」っていう話を持ってくる可能性があり得るよね。

そいつ~(笑)

チャラいな~部下(笑)

そういう風に「読んだのかな~」って思ったけど、「読んでねえじゃん」っていう失敗をするわけだよね。それだとこっちが本当に伝えたかったことが伝わってないことになっちゃうから。上司にとっても心の気苦労が減るですよ。

そうですよね。

読んで下さいと言っても、「あいつ本当読んだのかな」ってモヤモヤするわけですよ。だからそれも無くなるから、「じゃあ俺は自分のやっていることだけ集中しよう」って出来るしね。

むしろね、その本が手放せなくなっているかもしれない。

(笑)

そうそう、何かあったらここに付箋を貼って覚えておこうとかね、なっているかもしれないよね。

それでは今回は『部下がアドバイスを聞きません』について話していきました。ぜひ皆さんも参考にしてみてください。