HEINEです。
イメージって怖いですよね。
人が持つイメージは必要以上のバイアスをかけてしまうもの。
特に好きになった人、憧れている人なんてそうです。
「あの人は優しいと思ったのに…」
「あの人ならできると思ったのに…」
とか身近でも起きる話です。
今日は人のイメージに関しての話をします。
これは実際あった話なんですが、僕がかつてプロデュースした方がいます。
その方はプロの投資家でした。
といっても毎日相場を見ているトレーダーではありません。
元々の外資系の銀行に勤めていたり、MBAをとっていたりとしっかりとしたキャリアで、長期的視点、財務的視点から投資活動をしている人でした。
完全に僕のキャリアとは真逆のピカピカの方ではあったんですね。
話も面白いですし、ニュースから見える企業の中でどんなことが起きているか、などは事業をしている僕からもとても興味深いことばかりでした。
まぁだから一緒にやっていたんですよね。
彼の主張としてはニュースをきちんと読み解くことができれば投資で勝てるようになるというものでした。
実際、僕もその学びから企業に対する見方も変わりましたし、ニュースに対する動向をチェックするようにもなりました。
あと保有した株が上がったことも事実です。
長期投資は大事だなってことですごく信頼しているんですが(これは今もですよ!)、ある時驚く発言をしてですね。
それがYouTubeを活用した時です。
戦略の1つとして投資家として新聞やニュースから受け取る情報をどう受け止め、考えていけば良いのかを発信していたんですね。
トレンドとなる企業のニュースを発信していたのと、具体的な見方についてを語っていたため、通常のチャンネル登録者数よりも伸びは早くいい感じだなと思っていた頃。
動画数本あげた時点で、
「HEINEさん、全く収益になりませんね…。」
と言われたんですね。
この時点で確か動画本数は片手で数えるほどでした。
動画の時間も短いので3分とかです。
ですが、そうしたことを言われたので僕は話をしました。
YouTubeに関してもそうですが、ビジネスについてもです。
が、どうやら届かなかったようです。
(ちなみにYouTuberをしている友人に後日、笑い話で話したら「そんな奴が目の前にいたら殴る」と言ってました笑)
それ以降、その方の中で段々優先順位が下がり、各地で講演活動もされていたのでそちらを優先していってしまいました。
「多くの人は株は買ったらすぐ上がるとか下がるとか目先のことに囚われすぎなんです。それじゃ勝てるものも勝てませんよ。」
と日頃口にしていた方だけに僕はかなりショックを受けました。
僕がその時感じたのは、僕の中で勝手にイメージしてしまったなという反省でした。
投資で結果があるのだからきっとそれ以外の分野でもプロフェッショナルなんだろうとイメージしてしまっていたことでした。
よく考えれば当たり前のことなんですけどね(汗)
ちなみに僕もビジネスのことや人間関係のことなど自負していますが、料理とかアウトドアとかはからきしダメです。
全部が100点、完璧な人はありえないのですが、1つ突き抜けているとその他もできるんじゃないか、とイメージの補正がされてしまうんですね。
歴史上の人物もそうですよね。
ノーベル賞をとった、とか有名な作曲家、とか偉人とかになると自然と人格者だと想像したりしますが、そうではないケースも多いですよね。
(勿論人格者であるケースもあります)
なので、過剰に相手に期待をして、偶像崇拝してしまっていたんだなと反省しました。
そこをきちんと理解しておかないと後で摩擦が起きますし、勝手に期待した分、ショックを受けることもあります。
相手も同じですね。
ですから特に仕事をする時、相手を尊重することは大前提なのですが、人間であること(でこぼこがあるという意味)を忘れないようにしようと感じた機会でした。
あなたの人間関係にも参考になれば幸いです。