株式会社パジャ・ポスの池本克之社長にインタビューさせていただきました

HEINEです。

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株式会社パジャ・ポスの代表取締役である池本克之社長と「人間関係」をテーマに対談する機会をいただきました。

株式会社パジャポス 池本克之社長

1965年神戸市生まれ。1988年日本大学生物資源科学部卒。ノンバンク、海外ホテル事業、生命保険代理店営業を経験。 財務、マーケティング、セールス、人材教育などを体得する。その後、通信販売のベンチャー企業の経営に参画。それまでのノウハウを実践する。

株式会社ドクターシーラボ移籍後、代表取締役として2003年3月ジャスダック店頭公開に貢献。2003年11月ドクターシーラボを退任。月商1億円に満たない時代から1年3ヶ月で月商7億円超に、さらに年商120億円企業へと成長させた。

2004年3月、株式会社ネットプライス執行役員に就任。公開企業のマネジメント経験を活かし、若いベンチャー企業の参謀役としてカスタマーサービス、物流、CRM、仕入先開拓等の機能を統括する。

2004年7月にはマザーズ店頭公開。経営者として2度の株式公開を経験する。その後、複数の企業経営を経て、現在は組織学習経営コンサルタントとして多くの企業の業績向上、企業文化の発展を支援している。

» 池本克之さんのサイトはこちら

池本社長がこれまで人間関係とどう向き合い、キャリアを重ねてきたのか。

会社員からベンチャー企業の社長へ異例の転身、そしてベンチャー企業の上場へと、順風満帆に見える池本社長ですが、実は過去に人間関係に悩まされてきた人間の一人だといいます。

今回は池本社長が人間関係を学び、改善に取り組んだことで、事業や人生にどのように影響を与えたのかをお話していただきました。

 

人間関係について考え始めたのは30歳前後

 

HEINE
本日は株式会社パジャ・ポスの池本克之社長をお招きして、人間関係をテーマにお話していこうと思います。池本さん、よろしくお願いします。

 

池本
よろしくお願いします。

 

HEINE
僕は教育事業をやっているので、人間関係の正しい構築方法を教えたりするのですが、池本さんも人に教える仕事、人間関係や組織論について教えたりされてますよね。

 

池本
そうですね。

 

HEINE
この動画は個人事業主やこれから起業したい方も見ているので、池本さんが現在に至るまでのヒストリーを聞かせていただけると嬉しいです。いきなりドクターシーラボの社長やパジャ・ポスの起業に至ったというわけではないと思うので。そこに至るまでに人間関係がもたらしたものもあったと思うんです。

 

池本
そうですね。私は過去にドクターシーラボ、ネットプライス、この二社の上場会社に社長、役員として関わってきました。でもおっしゃる通り、元々自分で創業したわけではありません。ただの雇われ社長でしたから。

 

池本
その会社に入って、下から叩き上げで昇進したわけでもなく、急に上のポジションに入って「今日から社長」みたいなパターンだったので。一般的なサラリーマンから考えると、結構ミラクルですよね。今回のテーマが『人間関係』ということですが、実は人間関係について考え始めたのって30歳前後くらいなんです。

 

HEINE
え、そうなんですね。

 

池本
それまでは人間関係なんてどうでもよくて。なんならクソ喰らえくらいに思ってました(笑)

 

HEINE
(苦笑)

 

池本
どちらかというと、自分の成績、仕事、収入、と、どうやって稼ごうかということばかり考えていたんです。学校を出て初めてもらった給料を見て愕然としまして。学生の時のバイト代よりも手取りが安かったんです。学生時代は20万くらいだったのに、就職してみたら15万4千円なんですよ

 

HEINE
はい、あるあるですね。

 

池本
「なんだこれ!」って。世間の厳しさを初めて知って。「とにかく金だ!」というスイッチが入ってしまった。

 

HEINE
一番最初にそうなったんですね。

 

池本
もちろん今は金の亡者じゃないですよ(笑)で、最初に年収1千万円って設定したんですよ。それを達成するには働いていた会社で偉くなるしかない。給料を上げる。残業代を稼ぐ。勉強して資格を取って手当をもらう。これしかないんですよ。だから無茶苦茶に働きました。人を蹴落としてでも働いて。

 

HEINE
(笑)営業系の会社だったんですか?

 

池本
僕がやってたのは財務部といって、金融業だったので主に資金調達をやっていました。銀行からお金を借りてきて、借りてきたお金を銀行からお金を借りられない会社に貸すっていう。バブル期はそういうのが普通にあったんです。

 

池本
空いた時間は勉強もしました。宅建からはじまりバンバン取って。宅建の免許を持っていると手当がもらえるわけです。そうすると放っておいても年間50万円くらいもらえる。とにかく収入を上げることしか考えてなかった

 

HEINE
そうだったんですね。

 

池本
そして、30歳前後になった時にいよいよ人間関係を学ぶきっかけができるわけです。全く今まで重視してなかったけど、どうやら自分に一番足りてないのは『人間関係』だと。それまでは全員ぶっ倒して自分だけのし上がってやると思ってた。イヤな奴ですよね。

 

HEINE
今からは全然想像つかないですよね。

 

「社長をやってくれないか」とオファーが来た

池本
で、自分なりに人間関係を学んで、その後ドクターシーラボに社長として指名をいただきました。その時は、オーナーと僕の間に共通の友人がいて、その人の紹介だったんです。お会いして1年後に「社長をやってくれないか?」とオファーが来た。

 

池本
考えてみると、その友達がオーナーさんを紹介してくれなかったら、オファーはなかった。オーナーさんも友人を信頼していなかったら、誰か紹介してなんて言ってないんですよ。登場人物3人の信頼関係が生んだ結果なんですよね。ギリギリで(人間関係を)勉強しておいてよかったなぁと。

 

HEINE
具体的にどんなことを勉強されたんですか?

 

池本
まずは人生設計、目標設定から入りました。それを実現しようとするんですけど、もう一人の自分が問いかけてくるんです。「それ自分一人でできるの?」と。確かに30歳で年収1千万円はもらえるようになったけど、でもあくまで俺って雇われの身じゃないか?と。

 

HEINE
はい。

 

池本
そこには上司や役員社長、部署の人、事務の人、お客さん、いろんな人がいて初めて自分はその給料をもらってるんじゃないのかと。一人で稼いでるわけじゃないし、1千万を達成したその先に何をしたいのかなんて考えてもいなかった。そこで気づかなければ満足して終わっていたかもしれない。じゃあ一人で稼げるようにならないといけない。でも一人じゃ無理だ。今のままの自分で誰か助けてくれるだろうか?と問われた。これは無理だなと(笑)

 

HEINE
なるほど(笑)

 

池本
実際僕は、サラリーマン時代は部下同僚から嫌われてました。ちょっと離れた役員クラスからは可愛がられてたけど。

 

HEINE
数字で結果は出していたからということですかね?

 

池本
そうです。必死に働くし、あの若いのは見込みがあると。しかも成果出してると。それ以外は総スカンでした。ドクターシーラボの社長になった時も昔の癖が出て、同じように振舞っていたら社員から総スカンでした。

 

HEINE
まだ社員も少なかった時ですよね?

 

池本
まだ15人くらいだった時です。

 

HEINE
それで総スカンはきついですね。

 

池本
だから味方がいない中で働いていたんです。

 

HEINE
孤独ですよね。

 

池本
そうですよ。社員の人たちは誰を見て仕事をしてるかというと、オーナーなんです。だから、オーナー派と社長派に分かれるわけです。徐々に僕が採用した社員が増えていくので、2〜3割の社長派もいましたが、7~8割はオーナー派。不思議なもので、そうなると僕はオーナーさんと仲が悪いわけではないのですが、なんとなく周りの雰囲気でそうなっていくんですよ。不仲説みたいなものまで出て来る。

 

HEINE
当事者同士はそうではないのに、周りの空気感がそうさせてしまうみたいな。

 

池本
そうそう!それを脱却するためにまた思い出したんです。自分の弱点の【人間関係】。これがメチャメチャでした。僕はドクターシーラボのオーナーに拾われたと思ってたんですよ。恩返しのためにも一生懸命働いて、この会社を大きくしなければいけないと必死だった

池本
3億の会社でしたが、僕は30億まではいくと思ってました。まさか120億までいくとは最初は思っていませんでしたけど。とにかく会社を大きくするために必死に働いていたんです。その反作用で、人間関係を無視してしまいまして。僕が『これやってくれない?』とお願いすると社員からは『できません』と突っぱねられる。すると僕も応戦して『じゃいいよ帰れ!』みたいな

池本
すると、『オーナー、社長がこんなこと言ってますよ!』とか言って、オーナー派の社員に告げ口されるわけです。そうすると僕とオーナーさんとの関係もギスギスしていく。このままじゃいかんと、人間関係の改善に乗り出したんです。それがなければ30億から120億までいってなかったと思います。僕ももっと早くクビになっていたでしょう。

 

年間で会社に56泊。人間関係の改善に取り組んでからはゼロに

 

HEINE
オーナーさんにも立場がありますもんね。

池本
4年間いましたが、人間関係の改善に着手しなければ最初の一年でクビだったはず。気がついたからこそ、人間関係を改善して、その結果業績も伸びて。一番ひどかった時は年間で会社に56回泊まりました。人間関係の改善に取り組んでからはゼロになりましたが。

HEINE
人間関係の改善ができないと、仕事もうまく回らないので、結局やるのは自分になってしまいますよね。

池本
そう。自分の時間を切り売りしてたんです。お願いしても全員に断られてましたから。それが、人間関係を改善してからというもの、僕が大変そうにしていると『手伝いましょうか?』と助けてくれるようになって。『今日は泊まり込みだ』というと『帰っていいですよ、俺やっておきますから』と。もう全然違いますよね。

HEINE
ちなみに池本さんの中で、信用できる人できない人って見極めるポイントとかありますか?

 

日頃の立ち振る舞いが将来の飛躍のカギ

 

池本
ありますね。まず、日頃の立ち振る舞い

HEINE
それは対面もそうだし、メールやチャットとかもということですか?

池本
そうです。一番よくわかるのは、自分よりも立場が下の人に対してどう接するか。飲み屋のねえちゃんとか、ラーメン屋のオヤジとか。コンビニ店員とかね。主人と顧客の関係がはっきりしている時のお金の払い方とか、水の頼み方とかよく見てます。

HEINE
それありますね。凄く印象が良かったのに、第三者に対してはそういう感じの対応なんだって後からわかるパターン。

池本
それが見えると、どんなにオイシイ仕事でも断ります。だって、そういう立場に次は僕がなる可能性があるから。目の前でぞんざいな扱いを受けている人間と同じような扱いを受けるのが見える。なので、そういう人はお仕事を断わるようにしています。

池本
逆にそうでないことがわかると、弱点だらけのビジネスモデルだとしても、そういう社長ならなんとかなると僕は思っている。個人の能力が高くなくても、周りに助ける人間が現れますから。「しょうがないな、何やってんだ。俺がやるよ」と。だからなんとかなる可能性がある。

HEINE
その人自身の人間性があると、周りの力でなんとかなってしまう場合がありますよね。僕は『借り物競争』って呼んでるんですけど。あの人紹介するよとか。

池本
そうそう。あと逆もありますね。有名大学出身で、有名企業のコンサルやってましたみたいな立派な人が起業して、パワポ資料を100枚くらい作って、渾身の企画をプレゼンする。内容も凄い。でも、嫌なやつなんですよ。

HEINE
はいはい(笑)いますね。

池本
そういう人には先ほど言ったような仲間は現れない。現れたとしても、似たような人間。結局お金で繋がっているだけ。儲かりそうだからとか、ストックオプションがどうのとか。最終的にその案件がダメになると、蜘蛛の子を散らすように離れていくんですよ。

HEINE
確かによくありますね。

HEINE
時間が来てしまったのでまとめますね。この動画を見ている人は、これから起業する人もいるでしょうし、今すでにビジネスをやられている人もいると思います。売り上げを立てるためにセミナーに通っている人もいるでしょう。でも、そもそも人間関係をきちんと構築できているか?ということを是非考えるきっかけにしていただけたらと思います。池本さん、今回はありがとうございました。

池本
ありがとうございました。

池本社長との対談動画はこちらから


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