
本日のテーマは『ビジネスにつながりそうで距離を縮めたい相手がいます。下心を見せずに距離を縮めるにはどうすればいいですか?』です。この方はかなり年上で、一見さんお断り感が強く、心の壁も厚そうな人と距離を縮めたいらしいですね。

年上の人と距離を縮めたいってこと?

そうです。自分よりもかなり年上の方です。

これは美穂さん得意じゃないですか?年上と聞いたら。

交流会とかで、一度名刺交換したぐらいですぐ次会いましょうってなるのは難しいと思うんですよ。名刺もあまり見なかったり、覚えてなかったるもするんだよね。

うん

私だったら、その人が何かイベントをやっていたら参加するかな。

あ~

絶対こういう人はメール送っても返してこないから。物理的に会うタイミングを見つけるかな。

でも、ビジネスにおいて下心は隠さないといけないんですか?

「売りたい、売りたい」っていう気持ちのことじゃない?

あ~。でも距離を詰めたいだと、「仲良くなりたいです!!」じゃダメなんですか?

カワイイ!(笑)

まあ、それもありなんでしょうね(笑)

素直バージョン(笑)

素直バージョンしか逆に思い浮かばない!
相手にスポットライトを当てることですね。


これはですね、まずビジネスに繋がりそうっていうのは、この質問者さんにとってのメリットの話ですよね?

そうです。

だから距離を詰めたいわけですよね。でもはっきりいうと、相手にとってのメリットかは別問題なんですよ。

あ~

だからテクニック的に近づこうとしても、あなたは自分のことしか考えてないよねってなっちゃうので。結局、距離を縮めるために必要なことは、相手にスポットライトを当てることですね。

うん

相手の人がやられている事業などは、これからどういう風にしたい、この部分が悩んでいるとか、絶対あるはずなんですよ。

だからそこにスポットライトを当てた時に、「この部分僕できますよ」「この部分でちょっとお手伝いしますよ」っていう風に、相手にとって「何かあればこの人だ」と頭に浮かぶような人間にならないといけないんですよ。

うんうん

僕が最初起業した時は、結婚相談所で一番最初にプロデュースした方ですけど、この方と絶対一緒に仕事したいなと思って。でも起業したてだから信用が無いんですよ。相手からしたら、僕のやってるプロデュースやマーケティングとかよく分かんないって感じなわけなんですよ。

うん、あるよね、そういうのね。

で、興味はあるけれどもよく分からないし、価格も適正かも分からないと言われて、「じゃあ今何が困ってますか?」って聞いた時に、結婚相談所って入会してから、写真の写し方、プロフィールの書き方、異性にデートを誘って結婚まで持ち込んでいく流れなんだけど、入会してからが仕事になるわけですよ。

だから、来たけど入会しなかった人がたくさんいるはずなんですよ。その人達を共有してもらって「その人達の再アプローチをします」って言って、僕が最初にやったのは、営業電話ですよ。
まずその人の信用を獲得しないと同じビジネスの土台に立てない


その人達のリストを見て電話をかける?

そうです。こういうイベントがあるので、「次来ませんか?」っていうのを全くやられてなくて、もう見込みのない人達みたいになっていたから。当然他に同じような人達が売り込みをかけてきている可能性もある。

まずその人の信用を獲得しないと同じビジネスの土台に立てない、相手にとってメリットがある人と思ってもらわなきゃいけないと分かっていたので。相手にスポットライトを当てた時に、「この部分で売り上げ作ること出来ますよ」って話をして、当時のスタッフと一緒に架電、イベントをやって集客をしたら、入会した人がポツポツで始めたんですよ。

へえ~!

そしたら「すごいね」と。そもそもね、「webで色々マーケティングとかやってくれるって言ってたのに、あんたらが今実際やってるのって電話じゃん」みたいな話になって。

うんうん

そっちも出来るの?と言われて、「あ、出来るんですよ、本当に得意なのはwebの方なんですね~」みたいな話をした時に、これで出来るならこっちではもっと出来るんじゃないかって、相手も期待するじゃん。

なるほど!

「じゃあ話しましょうか」って初めてテーブルについたんだよね。相手にスポットライトを当てて、この人は何を必要としていて、どうしたら信用してもらえるのかっていうのを考えることがまず大事ですね。

はあ~

懐に入るまでは、もしかしらお金や報酬がもらえない時期も全然あります。でも、もらえないから仕事じゃないよって蹴飛ばさないで、その間信用を得たという実績が出来るとその後から大きく変化していきますよね。

うんうん!

だから全然、よく損して得取れとかありますけど、まずは相手の信用を勝ち取るっていうことからスタートすることですね。

なるほど

質問者さんは、相手がどんなビジネスをやっていて、何に今困っているかっていうのを知っていますか?っていう話。これが分からないというなら、スポットライト当たっているのは自分ですよね。

うんうん

自分のメリットしか見えていない。だからそうじゃなくて、相手に当ててみようっていう話です。

それでは今回は『ビジネスにつながりそうで距離を縮めたい相手がいます。下心を見せずに距離を縮めるにはどうすればいいですか?』についてお送りしていきました。ぜひ皆さんも参考にしてみてください。